てら岡の創業者、寺岡直彦氏は、料亭で若くから修業を積み、料理長まで任されるほどだったそうです。

しかし、彼は初めから料理の道に進んだわけではないんです。

10代前半のことは「画家になる」ことを夢見た少年だったそうです。
しかし、受験に失敗。
失意の中、勢いで福岡の実家を飛び出した寺岡少年。
彼がたどり着いた先が、大阪の有名料理店だったのです。


そう、それまでまったく経験のなかった料理の門をたたいたのです。

画家になることを夢見て筆をもっていた少年が、慣れない包丁を手にしたわけです。

弟子入りしてからも、そう簡単にことが進むわけもなく・・・。